2015年8月13日木曜日

6月11日、12日 祥雲寺本山参拝旅行

今年も夏の本番、お盆の時期となりました。
天候が崩れて、この10年で初めて雨の迎え盆となりましたが
人が一番多く来る午前中はどうにかもってくれました。
 
一息ついて今年を振り返ってみると
ブログの方では春以降の行事をあまり掲載できていませんでした。
せっかくですのでいくつかの行事の記録をUPします。
 
 
 
祥雲寺では毎年曹洞宗の二つある本山、永平寺と總持寺を交互に団参を組み旅行してお参りしています。
今年は横浜鶴見にある總持寺に一泊二日でお参りしてきました。
 

本堂にお参りし、千畳敷の大きい本堂でご先祖さんの供養をしてもらいました。

本堂前で記念の一枚。

伊豆の銀水荘に宿泊、夜は大宴会


二日目は観光、堂ヶ島遊覧船での一枚。

記憶遺産となる前の韮山反射炉
二日目は少々振られましたが
楽しくお参りができました。

2015年7月25日土曜日

27年7月 月例早朝坐禅会「指月の会」案内

曹洞宗大本山總持寺 太祖堂(千畳敷の大本堂、参拝旅行の際)

挙体数欠 内外放寛(こたいすうけつ ないげほうかん)  『弁道法』

 私が坐禅を初めて行ったのは駒澤大学の授業の一コマででした。
一年間毎週行いましたが、「何故こんなつまらないことが修行なのか」と退屈をおぼえながら参加していたことを思い出します。
大学を卒業して福井の永平寺、横浜の總持寺で本格的に出家修行を行い、そこで初めて坐禅が素晴らしい修行なのだ、と納得することができるようになりました。
ですが、坐禅を「楽しい」と思って修行できるようになったのは福井武生にある御誕生寺、板橋禅師の教えを受けてからになります。

 坐禅は調身(身を調える)調息(息を調える)調心(心を調える)であるが、息を調える事こそがとても重要となる。
禅師様はそのように説かれ、身体の呼吸機能について書かれた本を修行僧全員で読み、またヨガの先生を招いて研修を定期的に行ったりもしました。

 その中で学んだ、体の呼吸機能全体を活用する「全体呼吸法」というものが、上記の『弁道法』の一節と相通じることがわかりました。

挙体数欠 内外放寛(欠というのは口から息を吐くこと、欠伸〈あくび〉)

この文は、道元禅師が記した修行の実践手法の中で坐禅の際の呼吸の要点を書いた部分になります。
鼻から息を吸いながら体が伸びるように(挙体)意識し、口から息を吐くときに全身の緊張をゆるめます。 
内外の内は丹田(下腹部)から出る息、外は身体の姿勢。これらを緩めることが放寛です。

 呼吸を学ぶことで姿勢もまた調え易くなり、安定して楽に坐禅を行えるようになります。
こうして身体と呼吸を落ち着けて初めて、坐禅が「安楽の法門」なのだと実感できるようになってきました。

                                祥雲寺副住職 安藤淳之



一人で修行を行おうとすると、怠けてしまったり後回しにしてしまい続かない場合もあります。
ですがみんなで行えば、難しいことでも楽しく行えるはずです。
この朝坐禅会はそのような場となるよう始めました。
一日の始まりを迎えるこのひと時、ご一緒に「かろやかに」生きてみませんか?


日時:7月27日(月)朝6時半~8時(途中参加、途中退出可)
     6時30分~7時10分(一回目の坐禅)
     7時20分~8時    (二回目の坐禅)

場所:祥雲寺本堂一階

用意:身一つで大丈夫です。
    足の組めない方は椅子での坐禅もできます。





また、祥雲寺では毎週水曜夜6時(第四水曜のみ休み)、雀宮布教所「善応院」にて坐禅会を行っています。
次回の7月29日は研修の為お休みとさせてもらいますが、興味を持たれた方はお問い合わせください。


2015年7月15日水曜日

平成27年7月観音朝詣りのお知らせ

昭和初めころの旧本堂と焼ける前の天然記念物しだれ桜


 御詠歌講に久しぶりに二人の方が入講しました。

御詠歌は西国三十三番観音霊場や四国八十八カ所霊場の巡礼歌に始まります。
千年にわたって伝えられた古い曲もあれば、古賀政男さんや遠藤実さんが作曲した新しい曲もあります。
日本の音曲の源流であり、高名な作曲家も作曲してみたいと考えるらしいのです。

 ところで、初心の方には、お作法を最初にしっかりとおぼえてもらいます。

 御詠歌は信仰の行ですから、先ず大切なのは合掌の仕方など礼拝の作法です。
そして経典や楽器である鈴と鉦(かね・ショウ)の扱い方や袱紗への包み方、開き方を学びます。
姿勢を正し、用いるものを大切に扱うことを体でおぼえます。
作法は自然に無心の行となります。

 習い事にあたって先ず作法から入るというのは日本の芸道に共通しています。
それは無心になってこそ、表面に現れるものの奥にある、「こころ」と相通じることができるからです。

 かたち、動作を大切にし、そこから本質に入っていくのは特に禅宗で強調されることです。
それが修行なのです。

 修行道場に入ると先ず教えられるのが「威儀即仏法(いぎそくぶっぽう)」という言葉です。
身支度を調え、すわり方、立ち方、歩き方にいたるまですべてに心を配るようにと厳しく指導されます。

 坐禅では調身、調息、調心といって、先ず姿勢を調え息を調える。
身体が最初なのです。
最後の心を調えるというのも、調えようとして心を追いかけることは厳しくいましめられます。

 求道の心を持ってかたちを整えていく、そのかたちの中にこころが現れるのです。

 御詠歌の作法は、茶道などに比べればまことに簡単なもので、作法というほどのものでないといわれそうですが、その先にある広大無辺の仏さまの世界を歌いあげるには、真剣に努めなければならないとされるのです。

平成27年7月15日
                       祥雲寺住職 安藤明之

十八日の朝詣りは午前6時から行います。

2015年6月20日土曜日

27年6月 月例早朝坐禅会「指月の会」案内

水戸から来られた「巨樹に親しむ」会の皆さん

しだれ桜や市役所前の大銀杏を見にバスで来られました


迷故三界城 悟故十方空 本來無東西 何處有南北  -「四句の祈り」
(迷うが故に三界は城 悟るが故に十方は空 本来東西は無く 何処に南北が有ろうか)

 祥雲寺では檀家さんに呼びかけ、曹洞宗の本山である永平寺と總持寺に毎年交互に団体参拝旅行を行っています。
永平寺に行く年は宿坊に宿泊し、翌日の朝のお勤めにご一緒するスケジュールをとっていますが、この時夜の坐禅に参加することが個人的な楽しみとなっています。

 永平寺は曹洞宗の日本初祖道元禅師が開いたお寺です。
坐禅を修行する僧堂のすぐ上には、道元禅師の霊廟である承陽殿があります。
まさに、道元禅師の御膝元で坐禅を行える場であるのです。

 修行時代、空き時間に一人坐禅をしていると、身心が落ち着いてくるのと同時、永平寺を抱いている志比の山谷の静けさとでもいうものが染み入ってきました。
坐禅に打ち込んでいる時、修行の疲れや共同生活故の対人的な悩みから離れて、狭い自分という檻から離れて、重荷を置いたような清々しい心持であったことをよく覚えています。

 修行を終えて「行雲流水」を実践してみたいと思い立ってお遍路に出たとき、上記の「四句の祈り」と出会って、あの坐禅の清々しさを言い表している言葉のように感じられ、一目で気に入りました。
小さな「自分」という価値基準から離れれば、心を縛るものもなく、広く晴れやかに歩んでいくことができる。
修行僧時代の心持を何時であれ教えなおしてくれる言葉として、これが書かれた菅笠(すけがさ)は、今も私の机の横にかけられています。

                 祥雲寺副住職 安藤淳之







一人で修行を行おうとすると、怠けてしまったり後回しにしてしまい続かない場合もあります。
ですがみんなで行えば、難しいことでも楽しく行えるはずです。
この朝坐禅会はそのような場となるよう始めました。
一日の始まりを迎えるこのひと時、ご一緒に「かろやかに」生きてみませんか?


日時:6月22日(月)朝6時半~8時(途中参加、途中退出可)
     6時30分~7時10分(一回目の坐禅)
     7時20分~8時    (二回目の坐禅)

場所:祥雲寺本堂一階

用意:身一つで大丈夫です。
    足の組めない方は椅子での坐禅もできます。

2015年6月17日水曜日

平成27年6月観音朝詣りのお知らせ



雨上がりの紫陽花


 弁天さまは、七福神ただ一人の女神さまです。
 
 祥雲寺では毎年七月七日に弁天さまのお祭りがあります。
戦前まで現在の昭和小学校の所にまつられていました。
正式の御名を宇賀耶弁財尊天といい、古くから信仰されていた由緒ある神様です。
寺の前を流れていた西アサリ川に尊像が投げ捨てられるという事件があり、枝垂れ桜の下にあった天神様の小さなほこらの中に移されました。
朱塗りの弁天堂が建ち現在の場所に安座したのは昭和三十年のことです。

 弁天さまは、もともとインドのサラスヴァティー川の女神です。
大変な美人で、創造の神ブラフマー(梵天)が恋して妻としました。
美しい姿をいつでも見られるようにと梵天さまはみずからの顔を四つにしました。

 サラスヴァティー川は、古代インドで聖なる川と讃えられました。
しかし干上がって砂漠に消えたといわれます。
近年、ランドサット衛星の映像分析で、たくさんの遺跡が地下を流れる川に沿ってあることが判明しました。
この地下水脈がサラスヴァティー川だと推定されます。
この川は世界四大文明の一つ、インダス文明の母なる川だったのです。

 お釈迦様のために祇園精舎を寄進したスダッタ長者は、この女神の信者でした。
そのこともあって、仏教徒の守護神と信仰されるようになり、金光明王経には鎮護国家の神としてその功徳が記されています。

 弁天さまは、水の神、音楽・文学・芸術の神、魔を払って富をもたらす神、女性神として家庭の安全をもたらす女神さまです。

 七月七日は七夕の日。
毎年たくさんの善男善女におまいりをいただき、所願成就の祈祷の法要が修行されています。
法要の後には夏を乗り切る身体健全の効能あらたかな「すりばち灸」もあります。

 平成27年6月15日
                          祥雲寺住職 安藤明之

十八日の朝詣りは午前6時から行います。


今年もたくさんの梅が実っています。
朝詣りのあと、梅落としをいたしますので、一緒に採ってお持ち帰りください。