2010年10月14日木曜日

高野山参拝旅行(四国遍路お礼参り)10月3日~5日、初日

四国遍路に参加した人たちと10月の3日~5日の旅程で
高野山参拝と熊野古道周辺への旅行に行ってきました。

今回は朝6時に祥雲寺を出発して関西国際空港まで飛行機で飛び、大阪からバスで高野山に向かう行程です。

飛行機から見えた富士山。
下に見えるのは御殿場口でしょうか、
頂上の方に雪が積っているのが見えたという人もいたようです。


高野山奥の院参道。
高野山は四国お遍路のお大師様「弘法大師空海」の開いた真言宗の総本山です。
弘法大師のおわす奥の院周辺は、平安末期のころからか
全国のお大師様を慕う信徒が自分の石塔を建てていき、
20万とも30万とも言われる数の石塔があたりを埋め尽くす絶景になっています。


また高野山は宗旨や人を区別せずに受け入れてきた為、
違う宗派や外国の宗旨のお墓、織田信長や豊臣家の墓等有名人ながら当時供養が憚られていた人達の墓所まであり、日本の歴史文化に深くかかわってきた場所との印象を強く受けました。


奥の院手前の橋。

望遠にして撮影した奥の院。
橋より先では撮影禁止とのことで手前から撮影しました。
奥の院に入り、お大師様が今も衆生救済のために修行をされているという霊廟の前まで行き、お遍路を一緒にお参りした皆さんと般若心経をお唱えし、無事お遍路を満願出来たお礼のお祈りをしてきました。
初日宿泊する宿坊の大円院。
高野山は東西6キロ、南北2キロの山上盆地に開かれた一大宗教都市でもあります。
この中に100を超える寺院があり、その内50ほどが宿坊を営んでいるそうです。
何でも平家物語に登場する滝口入道が修行したお寺であるそうで、門がまえも中も立派で、それでいて宿泊設備は新しく整えられた素敵な宿坊でした。


夕食の際に、大円院の藤田住職から御挨拶を頂きました。
御住職は、大学時代に祥雲寺住職と学友だったとのことで、過去高野山にお参りした際もお世話になっていたそうです。
今回も親しくお話しいただき、大変歓待頂きました。


夕食のお膳。とてもとても美味しかったです。
(正直な所、これまで経験したどのホテルや旅館の食事より遥かに)
全て精進料理なのですが、料亭で出るような食事と比べても遜色ない水準で、
肉や魚などの重さが無い分こちらを好む人も多そうに思いました。

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