いよいよ秋彼岸の時節となりました。
今年は例年にない酷暑となり、彼岸の数日前までクーラーが必要になるほど
気温の高い日が続きました。
しかし「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通りとはいえ
一転彼岸の中日には逆にストーブを引っ張り出すほどの寒さとなり
近年のあまりの異常気象ぶりに改めて危惧を覚えます。
中日を過ぎると日差しも秋らしく、
明るくはあっても夏のような強さの無いやわらかい印象を受けます。
しだれ桜の下に彼岸花が咲きました。
今年は酷暑の影響で咲くのが大分遅れましたが(昨年は15日開花)
中日の前日22日には花開き、秋の彼岸を静かに彩ってくれていました。
毎年この時期に彼岸花がかかさず咲いていることを、佐野の和尚さんは
「自然の荘厳」と形容していました。
日本人が古来より大切な日として行じられてきたお彼岸に合わせ、
この時期を荘厳(神聖な場、時間として飾り彩る)してくれる華に、
自然の恩徳や天地の恵みを感じとる
とても素敵な形容だな、と感じました。
本日で秋彼岸も終日となりました。
毎年この日に合わせて、初夏に取り払っていた障子をはめ直しています。
丁度寒さを感じてくる時期でもあり、ちょっとした冬支度の気分にさせてくれます。
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