毎年7月7日はたなばた祭りです。祥雲寺ではこの日に合わせてべんてん祭りを行っています。七福神唯一の女性でもある弁才天(弁天様)は音楽文学技芸の神様として、古くから信仰されている神様です。祥雲寺裏手の池に咲く蓮の花。ここ数日天気が安定せず何時咲くのかと思っていましたが丁度良い日に花を咲かせてくれました。蓮の花はインドを原産とする、仏教を象徴する花としてどのお寺でも大変大切にされてきました。まつりの席を設営中の祥雲寺羅漢の会。天気が不安定だったので直前に設営を行っています。11時前になり、いよいよ開催となります。
天気に若干の不安がありましたが、大勢の方にお集まりいただけてホッとしました。祭りが始まり、最初にご詠歌講の方達による合唱で導師と式衆をお迎えします。 ご詠歌に合わせ、導師の入場となります。
まず最初に弁天様の真言をお唱えし、般若心経を太鼓を打ち鳴らしながら読経します。
続いて焼香になります。
導師から洒水器を預かった式衆が焼香されている参拝者の頭に水をふりまき
厄や障りを流して(厄難消除)今後の無事を願います。
外の法要が終わった後は庫裏に入って設斎になります。 婦人会の皆さんが作った精進料理と共に冷たい飲み物を頂きました。
台所は一斉に大勢の人数をもてなすので大忙しです。 この日は朝から何十人分の食材を切って揚げて調理をし、準備を行います。食事と共に毎年恒例のすり鉢灸を韋駄天様の前で行います。 法要に使った線香を種火にして火をおこし、すりばちにもぐさを盛って頭にお灸をすえます。
梅雨の時期まっただ中で予報も降水確率50%の悪条件でしたが、日中は雨に降られることもなく、比較的涼しい天気の中で無事円成することができました。
このべんてん祭りを迎えると、夏が始まったことを実感します。
すり鉢灸で汗を流して健康をお祈りしたことですし
祥雲寺の夏の終わりでもある8月29日のお施餓鬼まで張り切って頑張りたいと思いました。
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