工事も佳境に入り欄間の設置工事と天井絵の設置工事がほぼ同時に始まりました。
約30年前、祥雲寺が再建された際に本来本堂で最も荘厳(飾り付けをし場を整えること)に気を遣わなくてはいけない
内陣(仏様をお祀りする部屋)の天井がベニヤ板のまま結局手つかずになっていました。
3年前にこの内陣天井に絵を入れ、仏様への荘厳を完成させようとお檀家さん方に寄付を募りましたところ、当初の予想を大きく超えて沢山の寄付を寄せてくださいました。
折角の寄付ですので予算を超える分で
彫刻で有名な北陸井波の職人さんに欄間彫刻をお願いし、
3年がかりで完成した彫刻が今回設置されるに至りました。
大間(仏様をお祀りする内陣の正面側)上部から設置が始まりました。
南側の土間が諸々の工事の職人さんたちでごったがえしています。
左側に欄間彫刻がとりあえず置かれています。
こちらは南側に一列に設置される干支の彫刻になります。
井波でもこれだけの彫り物は久しぶりだということで地元のTVでもお仕事が取り上げられたそうです。
大間の南側には曹洞宗の両祖道元禅師と瑩山禅師の一代記の彫刻が並びます。
この写真は道元禅師が唐に渡り、老典座(調理を担当する修行僧)に諭される場が彫られています。
余談ですが今年の春先に上映されていた映画「禅ーZEN」でもまさにこのシーンが演じられていました。
昨年栃木のお寺で撮影されていた際、私も一修行僧役としてお手伝いしてきました。
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