大分掲載が遅れてしまいましたが、9月29日~30日の大本山總持寺参拝旅行の記事をあげます。
曹洞宗には2つの本山があります。
1つは福井にある大本山永平寺、1つは横浜鶴見にある大本山總持寺です。
祥雲寺では毎年参拝団を組み、この2つの本山を交互にお参りしてきました。
今年は同じ教区にある上三川見性寺さんと一緒に参拝団を組んでお参りしてきました。
大本山總持寺本堂「大祖堂」前での記念写真です。
今年は總持寺御移東100周年記念の年に当たり、地震の影響もありましたが記念の法会を行っていました。
總持寺は元々は能登半島のお寺でした。
それが明治の頃に大火に遭い、広大な伽藍が全焼してしまいました。その時の禅師様が
「能登の山奥に再建するよりは、文明開化により諸外国に開かれた横浜に居を移し、曹洞宗を世に広めた開山様に倣って再び曹洞宗の教えを世に示そうではないか」
とおっしゃられ、丁度100年前に横浜に移ってきました。今年は百周年を記念する年として記念事業を諸々行っており、当参拝団もそれに参加させてもらいました。
本堂での法要で参拝団一同御焼香をしています。
大祖堂の中の写真です。
千畳敷きの巨大な本堂ですが、当初の構想では三千畳敷きの更に巨大なものであったそうです。
御移東を提言された時の禅師様の発案というのですから、実に気宇壮大な方であったのでしょう。
本堂の鐘つき堂に上がらせてもらいました。
この大きな鐘は、実は祥雲寺で寄贈したものであります。
祥雲寺住職の祖父は元々名古屋の人でした。
總持寺が御移東するにあたって、関東での常駐をする為に宇都宮に居を移し、その功績を評価していただいたことから本堂の鐘を寄贈するに至ったという経緯がありました。
参拝団の内何人かは身内の名前が寄贈者として鐘に刻まれており、懐かしい名前を見つけることができたようです。
總持寺を出た後は尊徳記念館、二宮尊徳生家に立ち寄りました。
栃木にも縁のある方だけに、じっくりと見て回りました。
今回の参拝宿泊は大雄山最乗寺です。
前回の總持寺参拝でも宿泊しましたが、ここは總持寺が御移東するにあたって
建物の材木を拠出したりと尽力したお寺でもあるので、今回の参拝に御縁のあるお寺とも言えるのでしょう。
夕食を頂いてからは軽く打ち上げ。
上三川の方達と入り混じって話に花を咲かせました。
翌朝の朝課(朝の法要)。
大雄山は天狗が建てた、という逸話が残っているほどに立派な伽藍が山の中腹を占めています。
朝課を本堂で行った後、階段を上って上の祈祷所に行き、迫力のある御祈祷を受けて朝のお勤めが終わりました。
大雄山駐車場の土産物売り場での一枚。
大雄山の後は高尾山にお参りしてきました。
ロープウェーが完備されているのでそれほどの労なく薬王院にお参り出来ました。
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