お盆というのは新暦の7月に行われたり、月遅れで行われたりすることが一般的ですが、
もともとは仏教の経典にも出てくる祭日です。
インドでは、4月ごろから7月ごろにかけて雨が多い季節となり、
お釈迦様の時代からこの時期を「雨安居」と言って
仏教徒は極力外出せず集中して修行生活を行う時期としてきました。
この修行生活が終わる7月15日、お釈迦様は供養のために集まった人々に
この修行を終えたお坊様たちに心をこめて供養するよう勧め、その功徳は計り知れないとお説きになられました。
この習慣がやがて、今は亡き先祖や様々な仏様に供養する「お盆」として定着したということです。
祥雲寺では毎年8月7日を、今年初盆を迎える方にお迎えの仕方を説明しご供養を行う
初盆施餓鬼の日としてきました。
天候が不安定な日が続きましたが、夏らしい暑い日になりました。
まず午前中は初盆を迎える方々にお迎えの仕方や心構え、盆棚の造り方の説明を行います。
お昼は僧侶参加者そろっていただきますをします。
不思議なことに粗食というのは、畏まって食べるほうがおいしく感じられるものであったりします。
午後になり、供養の法要「お施餓鬼」が始まります。
導師が施餓鬼棚に供物を備え加持祈祷を行い、亡くなられた方々の供養を行います。
ご詠歌講の皆さんが法要にあわせてお唱えをし、場の荘厳に彩りを加えます。
法要の最後に参詣者焼香となり、法要終わりとなります。
とても暑い日の法要となりましたので、入り口で麦茶をお出ししたら皆さん美味しそうに飲み干していました。
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