三仏忌といって、仏教では4月8日の花まつり(生誕日)、2月15日の涅槃会(命日)と並び、
12月8日を成道の日、修行が成った聖日としてきました。
祥雲寺では8日に前後して日を定め、写経会参加者の写経を納めて成道の御祝いの法要をしています。
最初に写経会の皆さんで本尊のお釈迦さまにお参りし、香を薫じます。
続いてお釈迦様のお祀りされている台座(須弥壇)に、お経を書いた石を投じます。
祥雲寺の須弥壇の下には地面まで続く柱があり、その中は空洞になっています。
この空洞に毎年写経会参加者の書いた経石を投げ入れ、仏様の台座の礎としています。
写経の始まりを4月花まつりの大写経会とし、終わりを12月成道会としており、
会の参加者には毎年干支の文鎮を用意してきました。今年は虎の文鎮になります。
12年で丁度一めぐり、12年続けられた方だけ完成できるささやかなコレクションとなります。
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