祥雲寺では毎年本山参拝を行っています。
曹洞宗では大本山が福井の永平寺と横浜の總持寺の二ヶ寺ある為
毎年交互にお参りをしており、今年は總持寺の年にあたります。
今回の旅程は
【初日】泉岳寺→大本山總持寺→大雄山最乗寺(一泊)
【二日目】大雄山最乗寺→目黒不動尊縁日→豆腐料理屋うかい→東京タワー→帰着
となりました。
朝7時に祥雲寺に集合し、バスで東京品川近くの泉岳寺まで移動しました。
泉岳寺は忠臣蔵で有名な赤穂浪士のお墓のあるお寺として有名な所です。
四十七士のお墓のある高台です。
やはりひっきりなしに人の訪れる場所だからかよく整備されていて
線香火つけ屋さんが常駐してるのには驚きました。
ちょっと見づらいですが線香を置く石の台が、
途切れなく上げられる線香の熱で劣化して斜めに崩れています。
義士達の行動が、当時から今に至るまで時代が変わってもなお支持されている証なのだ、と思いました。
横浜鶴見の大本山總持寺に到着しました。
受け付けが庫裏でもある為、まず最初に奥に祀られている大黒さんにお参りします。
總持寺は元々能登半島にありましたが、明治に引っ越しをして今の場所に移築されました。
平成23年にはご移東(引っ越)100周年記念の法要が行われます。
お昼を頂いてから先祖供養の法要を行っていただきました。
總持寺の大祖堂は千畳敷の本堂としても有名で、修行僧の低い読経の声がよく響き渡ります。
大本山を出て、蛯名インターを経由して今日宿泊の大雄山最乗寺に到着しました。
最乗寺は曹洞宗の大本山永平寺總持寺に次ぐ規模の大きなお寺としても有名で、
道了尊と呼ばれる天狗さまを寺の守護としてお祀りしています。
バスから下車して、足の達者な人は10分ほど参道を歩いて宿坊に上がります。
新緑の季節か紅葉の時分に来たらさぞ見事なものだろうと思わせる、古さを感じる立派な参道に皆も感銘を受けていました。
近々御開山の600回大遠忌になるということで宿坊周りが新しく建て直されていたそうで
本来は奥の院へと続く階段前で行われるそうですが、一時間ほど前から雨が降ってしまい
本堂前で行われることになってしまいました。
白装束に身を包んだ修行僧が、奥の院までの300段以上もある階段を駆け上がる姿を見られたそうですが、今回は出発と帰着の所だけ見ることができました。
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