例年は午前中に一階で行ってきましたが、今年は午後の頭に二階で行いました。
続けて5月から7月にかけて行った天井絵並びに欄間彫刻設置、改装工事の
功労者表彰式を行いました。
住職と向かい合っているのが天井絵の筆をとられた杉村寒月先生。
その後ろに並んでいるのが欄間彫刻を彫られた藤崎先生と
工事の監督をしてくださった伊藤事務所の井上先生です。
お施餓鬼というのは、文字通り「餓鬼に施す」ということです。
これは自らの命を尊び感謝をし功徳を願うとともに
追善供養として三界(全ての世界)萬霊の有縁無縁の精霊を供養し
併せて檀信徒の御先祖様方の供養を行う行事なのです。
始まって最初に、本尊様へのお祈りの焼香となります。
今年は天井絵のお披露目も兼ねてお施餓鬼を行ったためか
例年より多くの人が参加され、焼香の時間も少し長くかかりました。
続いて南側に向き直り、施餓鬼棚に向けての法要が行われます。
お釈迦様は
「施餓鬼棚に新鮮な山海の飲食をお供えし、修行僧に施餓鬼会の法要を営んでもらいなさい。修行僧のお経の法力によって、少量の供物は無量の供物となり、全ての餓鬼に施されるであろう。そして、多くの餓鬼は救われ、お前も長寿を得られ、さらに尊いお経の功徳によって、悟りを開くことも出来るだろう」
とお弟子さんに語られたことがあり、これがお施餓鬼の由来となっています。
本数が多い為、来た人が受け取りやすいように外に木枠を設け、
地域や五十音順で並べて受け取ってもらっています。
八月の末に行う行事ということもあり、毎年施餓鬼が終わると夏が終わったと
一段落ついた心地になります。
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