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フラワーアレンジメント教室作品 |
正見(正しく見る)『八正道』
先日テレビでOLをしている山ガールの取材が流れていました。
曰く、山登りの良いところは、何も思い煩う必要がないところにある、だそうです。
普段の仕事の場だと、気配り目配りが煩雑で、なかなか気が休まらない。
だけど山では、計画準備をきちんとすれば、ただ登り、ただ降りることだけに専念すればいいだけで、そこに全力を、迷うことなくつぎ込めばいい、そのシンプルさがいいのだといっていました。
私も山登りは好きです。
ただあるがままの自然の中では作為は存在せず、普段の社会の中での日常から離れて命を働かせる。坐禅の中で感じる清々しさにも似た印象を受ける事すらあります。
それは、雑念に惑わされる必要がない時間なればこそ、と思っています。
仏教では、迷いから離れる八つの正しい行い、八正道というものがあります。
その一番最初に来るのが正見、正しい見方です。欲に振り回されずに物を見る目を養うには、欲に振り回されている普段の自分から一度離れる必要があります。
「見たものを綺麗と思うのは、それを見たあなたの心が綺麗だから。」
昔どこかでこんな表現の言葉を聞きました。
山の中で見る景色をことさら綺麗と思うのは、普段と違うまなざしで見れているからかもしれないですね。
祥雲寺副住職 安藤淳之
一人で修行を行おうとすると、怠けてしまったり後回しにしてしまい続かない場合もあります。
ですがみんなで行えば、難しいことでも楽しく行えるはずです。
この朝坐禅会はそのような場となるよう始めました。
一日の始まりを迎えるこのひと時、ご一緒に「かろやかに」生きてみませんか?
日時:12月18日(月)朝6時半~8時(途中参加、途中退出可)
今月は歳末の為第三月曜日に行います。
6時30分~7時10分(一回目の坐禅)
7時20分~8時 (二回目の坐禅)
場所:祥雲寺本堂一階
用意:身一つで大丈夫です。
足の組めない方は椅子での坐禅もできます。
注意:初めての方は最初に指導を行います。
その為可能ならば一回目の坐禅から参加されてください。
また、祥雲寺では毎週水曜夜6時(第四水曜のみ休み)、雀宮布教所「善応院」にて坐禅会を行っています。